合格した外国人看護師の共通点

にほんごサロンASAでは、2014年から毎年 #外国人看護師のための国家試験勉強会を行なっています。最初のうちは2、3名の参加者でしたが、オンラインで開催するようになった2021年から30人〜50人くらいの外国人看護師が登録しています。登録しても、実際にプログラムを利用しない人もいますので、正確な統計ではありませんが、合格した方達の特徴がいくつかありますので、ここにまとめます。
- 最低でも2000問の過去問を勉強していること!
日本人の受験者は「3年分の過去問を3回繰り返す」ことを目安にしています。(240問x3年x3回=2160問)
日本語を母語としない外国人看護師の皆さんは、日本語力や日本の社会の仕組みの、一般的な知識が日本の学生さんとは違うので、できれば、「5年分を3回」勉強すると良いと感じています。
過去の参加者は、2000問以上の過去問を勉強した人は、模擬試験などで良い結果が出ています。
- 自分で決めた勉強の時間や量を守っている人
勉強会に積極的に出席していた方、私が出題している練習問題をたくさんやっていた方は、合格率が高かった印象です。「勉強会や練習問題が良かった!」と言ってもらえると、とても嬉しいのですが、私は本当のところは「週2回は勉強会に出て勉強しようと決めた」とか、「1週間で100問勉強しようと決めた」ということを守ることができた人たちだと思っています。
#外国人看護師のための国家試験勉強会 の参加者は、看護助手や介護職として働いている方がほとんどなので、疲れてしまって勉強する気持ちにならないこともあると思います。そういう仕事ですので、自分がどういう時間に、どのくらい勉強に使えるかをしっかり考えて計画することをお勧めします。
- 資料などの間違いを指摘してくれた人
練習問題や資料を作るときは、私も色々調べて、一生懸命作っているのですが、コピペ間違いや、クリック間違い、入力間違いなどのエラーが起こることがあります。今まで合格した達は、こういうエラーを見つけて、教えてくれました。「先生が言うから間違いない」と言う思い込みを捨てて、「自分が勉強したことと違う」と思ったら、教えてください。そのくらいしっかりと知識が定着することが大切なのだと思います。(もちろん私も気をつけます!)